中国の温家宝首相は1日、地震の被害を受けた四川省綿陽市の北川中学校の始業式に出席し、教師や学生達を見舞いました。
温家宝首相は始業式で「地震発生後110日目となるが、北川中学校はすでに震災から立ち上がった。自力で、震災を耐え抜いた。太陽が必ず昇るように、未来も必ず明るいはずである。民族の災難は進歩することでかならず補える。青年たちの努力次第で乗り越えられる」と語りました。
その後、温家宝首相は地震で怪我をした学生達と握手をし、彼らの生活や学習状況などについて話を聞きました。
地震の被害を受けた四川省の小中学校では、この日、新入生を含む児童や生徒およそ340万人が復学しました。震災のために学校を中退することのないように、地方政府は生徒たちに生活手当を支給しています。この生活手当は、地震後四川省を離れ、ほかの省の学校に通っている2万人の生徒たちにも支給されています。
温家宝首相は四川大地震が発生した翌日と22日、23日の三回、北川中学校の教師や学生達を慰問しています。
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