北京オリンピックはすでに幕を閉じました。オリンピック開催期間中、世界各地の人々は北京に集まり、オリンピックの喜びを分かち合いました。
北京市の中心部にある「什刹海」は北京の伝統文化と時代の流れをうまく融合させた場所として北京の若者や外国からの観光客の間で人気を呼んでいます。北京オリンピックの開催期間中、ここを訪れた外国人は非常に多く、什刹海はいつもよりずっと賑やかになりました。
「什刹海」のある露天の店でイギリス人の二?ルさんとキャサリンさん夫妻は北京の夜景を眺めながら美味しい料理を堪能していました。二?ルさんは「陸上競技の激しい争いがとても印象的だった。鳥の巣は本当に広大で素晴らしい」と述べました。また、キャサリンさんは「競技場で観戦すると、友達ができやすいと思う。私たちは隣のジャマイカからきた観客とすぐ友達になった。ジャマイカの選手は多くの金メダルを獲得した」と述べました。
また、アメリカ代表チームを応援するため、アメリカからきたロナウド・ブッチャーさんと彼の3人の兄弟はみんなNBAのファンでした。彼らはオリンピックバスケットボール場の外で入場券をなかなか手に入れられませんでした。しかし、ブッチャーさんは中国人の熱心さに感動しました 「ここの人たちはみんな情熱的で、客好きで、とてもやさしくしてくれた」と述べました。
オリンピックは世界各国に自国のスポーツの力を伸ばす機会を与えるだけでなく、自国の文化をPRしたり、各国と交流したりする舞台を作りました。オリンピック開催期間中、多くの国は北京でぞれぞれ自国のオリンピックハウスを設置し、世界各国から訪れる人々に自国の文化を紹介しようとしました。
たとえば、イギリスの「ロンドンオリンピックハウス」やロシアの「オリンピックハウス」などは「什刹海」の辺りに設置されました。中国の代表的な伝統建築・四合院にある「ロンドンオリンピックハウスでは客は軽快なジャズを聞きながら、美味しいイギリス紅茶を楽しむことができます。ロンドンハウスの責任者・デイヴ・アダンさんは「われわれはより多くのロンドン情報をみんなに伝えたい。北京は今回のオリンピックの主催都市で、ロンドンは次回のオリンピック主催都市だ。この二つの都市は共通点が多いと思う」と述べました。
この「ロンドンハウス」や「ロシアハウス」のような各国の文化を紹介する窓口が設けられた一方で、北京市の観光部門は五輪期間中に観光客を受け入れるホームステイ家庭「奥運人家(五輪の家)」を募集しました。この「五輪の家」に泊ったオランダ人オデット・レイチさんは「この五輪の家に泊まってこそ、中国の一般庶民の生活がわかる。大家さんは非常に優しい」と述べました。
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