オリンピックの成功の陰には必ずボランティアたちの情熱溢れる奉仕があります。北京オリンピックで活躍するボランティアはおよそ170万人。香港やマカオ、台湾それに海外からきたボランティアもいます。ボランティアたちの努力により北京オリンピックの競技は順調に進行しており、内外の観光客や社会各界から高い評価を受けています。
18日、北京国際メディアセンターで開かれた記者会見で北京オリンピック組織委員会ボランティア部の劉剣部長は「北京オリンピックのボランティアはその役割によって競技ボランティア、都市ボランティア、社会ボランティアと分けられる。競技ボランティアは7万人、都市ボランティアは40万人、社会ボランティアは100万人に達する」とした上で 「ボランティアの笑顔はまさに北京の名刺であり、彼らは北京オリンピックのために専門的なサービスを提供している。開会以来、各競技場では合わせて7万7119人のボランティアが61の業務分野で活躍している」と述べました。
劉剣部長はまた「ボランティアの笑顔と専門的なサービスは世界各国からの賞賛を博した」と述べました。関係筋によりますと、国連のパン・ギムン事務総長は北京オリンピックに祝賀メッセージを送り、北京オリンピックとパラリンピックのボランティアおよび中国人民の生活改善のために寄与するボランティアに奨励と賞賛の意を表しました。また北京オリンピック組織委員会の劉淇会長やIOC・国際オリンピック委員会のロゲ会長それにIPC・国際パ ラリンピック委員会のフィリップ・クレイバン会長も北京オリンピックのボランティアを高く評価しました。さらに海外の主要メディアの多くがボランティアの活動を積極的に報道し、「若者を中心とするボランティア団体は北京や中国の看板となる」と評価しました。
関係筋によりますと、北京オリンピック・パラリンピックのボランティアプロジェクトが開始されて以来、全世界からの応募者は112万人に達し、オリンピック史上最高記録となりました。北京オリンピック組織委員会では厳しい選抜を行い、また、去年8月から北京で始まったオリンピックテスト大会(グッドラック北京)の際、3万人のボランティアを組織し、トレーニングに当たりました。
ボランティア部の張巨明副部長は「実践的なトレーニングを通じて、質の高いサービスを身につけてもらった」とした上で 「ボランティアトレーニングは合宿方式で、特に中堅ボランティアに対して行なった。この他、すべてのボランティアに対し、厳格なテストを実施した」と述べました。
ボランティアの中には、香港やマカオ、台湾それに外国からきたボランティアもいます。台湾から来た許富庭さんは「今回のボランティア活動を通じて、多くの人にボランティアの理念を知ってもらえただろう。どんな人でもボランティアになれるのだ」と述べました。
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