中国の第三次北極科学調査隊は、北緯85度に位置する深海で海水サンプルを取得することに初めて成功しました。
110名あまりの隊員を乗せた極地探査船「雪龍」号は、北緯85度の海域に入りました。中国の船舶がこれまでに到達した緯度では最北となります。
氷で覆われたこの海域で、調査隊は水面下2110メートルの深さで海水サンプルを採取することに成功し、海面から海底までの水温や海水に含まれる塩分の濃度など、水文学の貴重なデータを取得しました。(翻訳:黄恂恂)