中国共産党中央の胡錦涛総書記は8日、北京五輪の開会式に出席する中国国民党の連戦栄誉主席、呉伯雄主席、親民党の宋楚瑜主席らとそれぞれ会談しました。胡錦涛総書記は歓迎の意を表し、台湾地区の選手が五輪でよい成績を獲得するよう祈りました。また、台湾各界が四川大地震救援を支援したことに感謝の意を表しました。
連戦栄誉主席と会談した際、胡錦党総書記は、「両岸が得難い歴史的なチャンスを逃さず、各分野での交流と協力をを強化し、両岸同胞のために便宜を図り、両岸関係の平和と発展を推進するよう望んでいる」と述べました。
これに対して、連戦栄誉主席は、「北京五輪という中華民族の歴史的なイベントに出席することはうれしい。両岸関係の発展は新しい成果を得ることを期待している」と述べました。
呉伯雄主席と会談した際、胡錦涛総書記は、「ここ2カ月余りの間、両岸の協議は『九二共通認識』の基礎の上で再開され、かつ積極的な成果を収めた。国民党と共産党は『両岸の平和と発展の共同の願い』に従い、それを確実に実行し、両岸関係の新局面を切り開いていくべきだ」と述べました。
これに対して、呉伯雄主席は。「国民党は両岸関係の改善を非常に重視し、中国共産党との対話を強化し、交流を促進し、両岸関係の平和的発展を推進していきたい」と述べました。
また、宋楚瑜主席と会談した際、胡錦涛総書記は、「両岸の中国人は意見の食い違いを適切に処理する知恵と能力を持っている。両岸が未来に向け、交流と協力を強化するよう希望する」と述べました。
これに対して、宋楚瑜主席は、「両岸同胞は同族だけでなく、同じ心で歩調を共にして共に中華民族の麗しい未来を切り開いていくよう望んでいる」と語りました。(翻訳:玉華)
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