北京五輪期間中の台湾代表団の名称について、中国国務院台湾事務弁公室の報道官は23日談話を発表しました。
この報道官は「1979年にIOC・国際オリンピック委員会が『名古屋決議』を採択し、中国五輪委員会のIOCにおける権利を回復した。その規定により、台北にある五輪委員会は"CHINESE TAIPEI OLYMPIC COMMITTEE"に変更された。大陸側は"CHINESE TAIPEI"を"中国台北"と訳している。1981年、台湾の五輪機関は『名古屋決議』を認めると共に、"CHINESE TAIPEI"を"中華台北"と訳した。このように、両岸双方のそれぞれの翻訳は歴史的なものである」と述べました。
また、この報道官は「1989年、海峡両岸の五輪委員会の責任者は香港で協議に調印し、大陸で"中華台北"という名称を使う機構と範囲を明確にした。その後、大陸側は協議規定の範囲内で"中華台北"を使っている。それ以外の場合は"中国台北"を使っている。最近、台湾の一部メディアは、大陸側が香港協議に背いて、"中華台北"を故意に"中国台北"に改称していると非難したが、これは事実にそぐわない」と指摘しました。
この報道官は、両岸双方が共に香港協議を遵守し、互いに善意を表し、関連問題を適切に解決して、両岸同胞の共同の願いを実現していくよう呼びかけました。
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