中国外務省の秦剛報道官は9日、北京で「中国政府はオーストリアとの友好関係を重視している」と表明しました。
記者会見で、「去年9月、オーストリアのグーゼンバウアー首相がダライラマ14世と会見して以来、中国とオーストリアの関係は悪くなてきた。ただ、グーゼンバウアー首相がこのほど、中国のオーストリア駐在大使と会見した。会見の状況はどうか」との質問が出ました。
これに対し、秦剛報道官は「2日、グーゼンバウアー首相が首相官邸で中国の呉懇オーストリア駐在大使と会見した。首相はその際、オーストリアは中国との関係発展を重視し、一つの中国という原則を堅持し、台湾とチベットは中国領土の一部であることを認めるとの考えを示した」と述べました。
そして、秦剛報道官は「中国側は首相の考えを高く評価する。中国側はオーストリアと協力し、両国関係の健全かつ安定な発展を推し進めたいと願っている」と語りました。
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