イスラエルのオルメルト首相は7月30日、辞任の意志を表明しましたが、イスラエルとパレスチナの双方は、引き続き和平交渉を推進すると発表しました。ただし、イスラエル政府内には、首相の辞任は和平交渉に重大な影響を与える恐れがあると懸念する声もあります。
イスラエルの新聞「ハアレツ」は、政府高官の話として「オルメルト首相は、パレスチナ自治政府との和平協定の締結を目指している。協定の策定には、オルメルト首相とアッバス議長だけでなく、イスラエルの与党カディマの新たな指導部も参加する」と伝えました。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は7月31日、イスラエルで新首相が選ばれるまでオルメルト首相と協力していくと述べました。また、中東和平交渉のパレスチナ側のエラカト交渉局長は、「オルメルト首相の後任者とともに交渉を進めていく」と語りました。(翻訳:鵬)
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