イスラエルとパレスチナ地域を訪問中のイギリスのブラウン首相は20日、「イスラエルとパレスチナの和平プロセスは現在大きなチャンスに直面している。双方が和平交渉を推進するよう希望する」と述べました。
ブラウン首相はこの日の夜、エルサレムで、イスラエルのオルメルト首相と会談した後、「パレスチナとイスラエルの和平プロセスには多くの障害があるものの、チャンスが目の前にあると信じている」と述べました。
これに対してオルメルト首相は、「イスラエルとパレスチナの間には入植地問題で意見の食い違いがあるが、和平協定を結ぶ障害とはならない」と語りました。
この日、ブラウン首相はまた、ヨルダン川西岸の都市ベツレヘムで、パレスチナ自治政府のアッバス議長とも会談しました。ブラウン首相は、「イギリスは今後パレスチナにさらに多くの援助と支援を提供し、パレスチナが行う治安部隊の訓練を支援する」ことを約束しました。(翻訳:玉華)
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