IOC・国際オリンピック委員会のフェリ主任は29日、北京で、「北京の大気の質は外国の人達が想像するより良い。五輪期間中、大気の問題で競技時間を調整する可能性は低い」と述べました。
先週、北京ではスモッグがかかったような天気が続き、一部の外国のメディアは相次いで、「北京は車の走行制限を実施した後も大気の汚染問題は依然として厳しい」と報道しています。これについて、フェリ主任は、「大気が汚染しているかどうかを判断するには、肉眼だけではダメだ。科学的なデータによって判断しなければならない」と述べました。
なお、IOCは以前、「もし五輪期間中、北京の大気の質があまりよくない場合は、一部の屋外の競技時間を調整する可能性がある」と述べたことがありますが、フェリ主任は、「現在の状況から見れば、競技時間を調整する必要はない」と語ったうえで、「IOCは引き続き北京の大気の質に注目し、観測データによってそれ相応の決定を出す」と強調しました。(翻訳:玉華)
|