IOC・国際五輪委員会のロゲ会長は、「五輪大会は貴重かつ荘重なスポーツの祭典であり、その中に政治的なものが入ってはならない」と述べました。
ロゲ会長は、このほどフランスのスポーツ紙「レキップ」のインタビューを受けた際、「世界で最も優れたスポーツ選手が集まって、2週間余りにわたって競技を繰り広げることや、表彰式での国歌演奏や聖火リレーなどに現れる荘重かつ神聖な部分が、五輪ならではの魅力である」と述べました。
ロゲ会長は、また、一部の政治家が五輪を政治と関連させようとする試みを非難し、「五輪ボイコットを求める声は虚偽のものであり、スポーツ選手が政治の犠牲になってはいけない」と強調した上で、「選手は、五輪期間中に自分の見解を発表することはできるが、それは選手村や競技場以外のところでやらなければならない」と述べました。(翻訳:鵬)
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