国連事務総長のスポーツ特別顧問であるレムケ氏は26日、ベルリンで、来月北京で行われる五輪では、五輪選手に政治的発言を強制させてはならないとの考えを示しました。
これは、レムケ氏がこの日ベルリンで行われたスポーツ大会で明らかにしたものです。その中で、レムケ氏は「五輪はスポーツ大会であり、国連総会でも安保理でもない。国連のパン・ギムン事務総長もこうした考えを持っている。スポーツが適切ではない政治色に染まらないようにすべきだ」と呼びかけた後、さらに、「北京五輪の開催は中国の開放度を高めることにプラスになる。開催権を中国に認めたことは正しかった」と述べました。
また、IOC・国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ副会長も同じ大会で同様の見方を表明し、「スポーツを通じて中国との関係を変えることができる」との考えを示しました。
|