南アフリカテレビ局が26日報道したところによりますと、南アフリカのムベキ大統領は「戦争犯罪の容疑で、スーダンのバシル大統領に対する逮捕状を請求したことは、ダルフール地区の平和プロセスを妨げることになる」との考えを示しました。
これはムベキ大統領が25日フランスのボルドーで開かれたEUと南アフリカとの首脳会議に出席した際、記者のインタビューに対して明らかにしたものです。その中で、ムベキ大統領は「バシル大統領はダルフール問題でも、スーダンの南北和平プロセスでも、取って代わることのできない積極的な役割を果たしている。バシル大統領の参与がなければ、こうした問題をいかに推進していくか、考えられなくなる」と指摘しました。
また、別の報道によりますと、イエメンのサレハ大統領は26日、イエメンも国際刑事裁判所が戦争などの容疑でバシル大統領に対して行った逮捕状請求に反対する態度を表明すると同時に、いなかる方式また、いかなる口実でもスーダンの内政に干渉することに反対することを改めて強調しました。
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