WTO・世界貿易機関のラミー事務局長は25日、「各方面の食い違いが依然として残っていることから、ドーハラウンド交渉に向けたWTOの閣僚級会議は再び失敗の危機に瀕している」と明らかにしました。
ラミー事務局長は「今回のドーハラウンド交渉は成功と失敗の間をさ迷っている。会議はすでに4日経ったが、進展がほとんどない。交渉の逆転を実現するために、各方面がさらに努力していくことを希望する」と呼びかけました。
現在、先進国と発展途上国の間には大きな食い違いが残っています。発展途上国は「今回の交渉は、発展途上国のメンバーに利益をもたらすべきだ。でも、アメリカとEU・欧州連合は農産品の手当てと関税の面で十分で実質的な削減を行っていない」としています。
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