WTO・世界貿易機関のラミー事務総長は1日、「世界の多国間貿易に関するドーハラウンドは今年中に終わる見込みだ」との見解を示しました。
これは、ラミー事務総長がこの日行われたAPEC・アジア太平洋経済貿易協力会議が開催した貿易担当閣僚会議の合間に記者のインタビューに答えた際述べたものです。ラミー事務総長は「農業補助金、工業と農業製品の関税というブリッジをいち早く渡り終る必要がある。さもなければゴールに到着するまで十分な時間がない」と語りました。
また、中国の陳徳銘商務相は会議の席上、「ドーハラウンドは鍵となる時期にあり、WTOの加盟メンバーは最後の努力を尽くし、年内に交渉を終え、世界経済の発展を推進するために貢献していくべきだ。中国は、これまでどおりドーハラウンドを推進していく」と述べました。
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