イラン・プレステレビの4日の報道によりますと、イランのベルギー駐在大使は、この日EU・欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表に、ソラナ上級代表と6カ国外相に宛てた書簡を手渡しました。
イランのこの6ヵ国の見返り案に回答した書簡にはモッタキ外相が署名していますが、その詳しい内容については明らかにされていません。
この日、イランの核問題交渉担当のジャリリ最高安全保障委員会事務局長は、ソラナ上級代表と電話会談を行った際「イランは建設的、かつ創意的な観点から、ソラナ上級代表やアメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、ドイツの6カ国の外相の見返り案に対し、回答書を提出した」と語りました。これについて、ソラナ上級代表は賞賛の意を表しました。双方は7月中旬から核問題をめぐる交渉をはじめることで合意しています。
また、ソラナ上級代表のジャラシュ報道官は4日「6カ国は時間をかけて、イランの回答書を分析する必要がある。このため、ソラナ上級代表はイランの回答書についてすぐ声明を発表するわけにはいかない」と述べました。(07/05 翻訳:Yin)
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