EU・欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表は19日、ブリュッセルで、「包括的な経済・技術支援を盛り込んだ新たな見返り案に対するイランからの正式な返答は、まだ受け取っていない」と述べました。

　別の報道によりますと、EUはイランに対する追加制裁を討議していますが、現在高騰している原油価格などの問題で、最後の決断が下されるのはまだ数ヶ月先と見られています。

　イランのラリジャニ議長は19日、「アメリカは現在の情勢およびイラクを占領していることを利用して、イランに手を出したい」と述べた上で、「アメリカが間違った判断を再び下したら、イランの断固なる抵抗に遭う」と警告しました。

　ウガンダでイスラム会議組織外相会議に出席しているイランのモッタキ外相はこの日、「アメリカは発電で25％を原子力発電に頼っているが、イランの核平和利用を妨害しようとしている。新型の核兵器を絶えず研究開発している国として、アメリカは他国の核利用をあれこれと批評する資格がない」と述べた後、「イランは6カ国が提出した新見返り案について討議している」と述べました。（翻訳：ooeiei）