EU・欧州連合首脳会議は19日、リスボン条約、原油高および食糧価格の高騰などの問題について討議しましたが、正式な結論は20日の会議終了前に発表されます。
EU輪番議長国のスロベニアのヤンシャ首相は19日夜の記者会見で、スロバキアの来年のユーロ圏入りを批准したことを明らかにしました。
ヤンシャ首相はまた、「指導者らはまず、アイルランドが国民投票でリスボン条約を否決したことについてアイルランドのカウエン首相の報告を聞いた上で、初歩的な解決策を討議した」と述べましたが、具体的な中身については言及しませんでした。
EU拡大の問題について、ヤンシャ首相は、「この問題は、リスボン条約実施の延期に影響されることはない」と語りました。しかし、今年下半期、EU輪番議長国になるフランスのサルコジ大統領は20日早朝、「EU拡大プロセスは、アイルランドがリスボン条約を否決した問題を解決しない限り、進められない」との考えを示しました。(翻訳:洋)
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