EU・欧州連合は16日、ルクセンブルクで外相会議を開き、アイルランドの国民投票で「リスボン条約」が否決されたことについて、協議しました。会議では、具体的な進展を遂げていませんが、多数の代表は、EUの拡大がこれに影響されることはないと述べました。
EU拡大問題担当のレーン委員は、会議に先立ってに、アイルランドの国民投票で『リスボン条約』の批准が否決されたことは、EUの拡大と『直接的な関係』はない」と主張しました。フィンランドのストブ外相は、「EUの拡大が止まることもなければ、ヨーロッパ一体化のプロセスも止まることはない」と語りました。
EUの輪番議長国であるスロベニアのルペル外相は、会議後の記者会見で、「加盟国の代表たちは、EUが時間をかけて対応策を協議していくべきだということで一致した」と語りました。
ポーランド、チェコ、ハンガリー、スロバキアの4カ国の首脳は、16日の会議で、『リスボン条約』批准の否決がEUの拡大へ影響を与えるべきではないとの意見を明らかにしました。(翻訳:李軼豪)
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