ここ数年、チベットでは、音声と録画、映画のチベット語吹き替え、図書などの出版業が著しい発展を遂げています。

　音声と録画に携わるチベット音像出版社は、1989年に創立されて以来、チベット族文化の特色をもつ優秀な作品を100部以上出版し、これまでに33万部あまりが売れました。チベット映画会社のチベット語翻訳部は、2003年から毎年30本の映画や15本の科学教育映画を製作し、また、映画のチベット語吹き替え本数も増えています。

　さらに、今年、農牧地区では、660ヶ所の末端に「農家図書室」を建てています。これら図書室には、30種類の本、新聞や雑誌合わせて1000冊が置かれ、それには農業や牧畜業に役立つ実用技術、文化や教育、農村医療保険など分野のものが含まれています。（翻訳　朱丹陽）