ここ数年、中国西南部の四川省内にあるチベット地区では、学校の運営条件や施設などが大きく整備されました。義務教育がほぼ普及し、20代から40代までの文字の読み書きができない人はほとんどいなくなっています。
2000年、四川省政府は、少数民族地区を対象に、「教育発展10年計画」をスタートさせました。この計画によりますと、毎年3億元、日本円にしておよそ45億円が投じられます。
2001年、四川省は、成都など省内の「すでに発展した地区」が、一対一で少数民族地区の教育を支援するという政策を打ち出しました。以来、四川省は、省内にあるチベット地区に、3750人あまりの教師を派遣すると同時に、4400万元に上る無償援助も行ってきました。(翻訳 朱丹陽)
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