中国甘粛省にあるチベット仏教の名刹、建立して300年近い歴史を持つラブロン寺が最大規模の修復保護工事を行うことになりました。現在、『甘粛省ラブロン寺文化財保護計画』が中国の名門大学、清華大学の協力の下すでに完成しました。
清華大学建築学院の呂舟教授をはじめとする計画グループはラブロン寺で現地調査を行い、修復する必要のある建物を実測すると共に、宗教界の上層部から保護作業への意見やアドバイスを聞きました。
これらの意見を参考にした結果、今回の文化財保護においては「文化財の原状を変えない」ことを原則とし、人工的な加工を最低限にして、元の構造、伝統工芸と作法を最大限残すことになりました。修復保護工事は維持工事と修復工事に分かれており、現在の建物の修復と強化をします。(翻訳:東)
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