大型のサイクロンが直撃したミャンマーでは、政府などが被災地にスタッフを派遣し、救援活動を続けています。また、支援物資の一部は7日、すでに被災地に運ばれました。
ミャンマー国営テレビの報道によりますと、軍用ヘリコプターが最も被害の大きかったイラワジに食品と飲用水を空中投下したということです。
また、国連世界食糧計画の第一陣の援助物資が7日にヤンゴンに運ばれ、被災地の住民に送られました。そして、国際赤十字・赤新月社連盟によりますと、同連盟の最初の援助物資も7日にミャンマーに到着したとのことです。さらに、ミャンマーの赤十字のスタッフと1万8000人のボランティアが被災地住民に飲用水や消毒した衣類などを配っています。
国際社会ではミャンマーに対する緊急援助を表明する声が次々と出ています。
中国外務省の秦剛報道官は6日、「胡錦涛国家主席、温家宝首相、楊潔チ外相はそれぞれミャンマーの指導者や外相に慰問の電報を送るとともに、100万ドルの緊急援助を提供する」と表明しました。
アメリカ国防省の関係者は6日、「アメリカの海軍艦隊が現在タイ付近の海域で待機しており、救援活動に向けた準備を行っている」と述べました。またホワイトハウスは「アメリカはミャンマーに300万ドルの援助を提供する」と述べました。
このほか、オーストラリアや、スペイン、タイなどの国も相次いで、ミャンマーへの援助提供を表明しています。(翻訳:katsu)
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