ミャンマー国営テレビの報道によりますと、ミャンマーを襲ったサイクロンによる死者が少なくとも1万5000人に達し、これを受けて国際社会は相次いで援助の手を差し伸べています。
ミャンマー政府は現在、テイン・セイン首相をはじめとする中央救援対策本部を設置したほか、10の救援チームを設けて、被災地に派遣して救援活動を行っています。
中国の胡錦涛国家主席と温家宝首相は5日それぞれ、ミャンマーの指導者にお見舞いの電報を送りました。
また、国際社会はミャンマーの被災状況に大きな関心を寄せています。国連のパン・ギムン事務総長は5日、「国連は最大の努力を払って救援物資を提供する」との考えを示しました。このほか、「世界食糧計画」は被災地に500トンの緊急食糧援助をすでに行っていました。EU・欧州連合も5日、ミャンマーに200万ユーロの人道主義的援助を提供すると発表しました。ヤンゴン駐在アメリカ大使館が「世界食糧計画」を通して緊急援助を行いました。
このほか、インドやタイもそれぞれ、緊急援助を行う意向を表明しました。
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