「第4回中国国際アニメ・漫画フェスティバル」が28日、杭州市で開幕した。同日行われたアニメ・漫画産業投資商談会では、中日両国のアニメ界の精鋭らによる大型アニメシリーズ「三国演義」の共同製作が注目の的となった。「新華網」が伝えた。
中国側の投資者代表となる北京輝煌動画公司の周鳳英・総経理は、「『三国演義』は中国の4大名著の1つとして知られ、劉備・曹操・諸葛亮などの人物は日本でも人気だ。中国側のアニメ制作者は原作の豊かな知識を持っており、中国の歴史・文化のエッセンスをストーリーに取り入れることができる。また日本のアニメ産業はすでにとても成熟している。資金と技術の優位性を両者が互いに補い合うことにより、アニメ『三国演義』は中国のオリジナルアニメの代表作となり、中国アニメ産業の強化と海外協力のモデルとなるだろう」と述べた。
日本のフューチャー・プラネット株式会社の石畑俊三郎社長は、「中日双方はアニメ製作の面で協力するだけでなく、アニメ関連商品の開発も共に進めていく」と語った。
投資者側は現在、欧米など海外地区の放送業者との交渉を進めており、すでに13カ国・地域が、アニメ「三国演義」の放送権と関連権益の獲得を希望する声を上げている。中国のオリジナルアニメにとって国際アニメ市場への初の大規模参入となる。(編集MA) 「人民網日本語版」
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