中国国際放送局は、4月24日北京五輪を支持する民間団体の記者会見に出席した直後の道上尚史日本国駐中国公使に、北京五輪や真じかに迫った胡錦濤主席訪日などの話題についてインタビューしました。
◆まずは北京オリンピックについて
CRI記者:北京ではなく、世界の五輪だという印象を先ほどの記者会見で受けたが、日本の市民の皆さんは北京五輪に向けどのような準備をしていますか?
道上公使:中国側がすごく準備をしっかりしている、ハード面の環境でもソフト面のオリンピック精神宣伝でも。それは立派で敬意を表したいと思います。日本も中国側からの要請があれば出来るだけ応援をしたいと考えております。
CRI記者:北京、中国の人々が一生懸命に夏の五輪を準備している熱意をどうやったら日本の方々に伝えられると思うか?
道上公使:まず今日の会(『北京オリンピック、パラリンピックを応援する中国在留日本人の会』)がそういうメッセージだと思います。北京に住む日本人として、「北京オリンピックを応援していますよ。成功を願っています」というメッセージを今日伝えられたと思います。これはまさに多くの日本人の希望だと思います。日本人の選手が頑張ってよい成績をあげる、そのためには当然北京五輪が成功することが前提。二つの成功:北京五輪の成功とその中での日本人選手の活躍という成功、この二つを期待していると思います。
◆胡主席の訪日について
CRI記者:胡主席のこのタイミングでの訪日をどう考えるか?
道上公使:もともと春に来ていただくということでしたし、10年ぶりの国家主席の訪問で中国側も日本側も非常に重視しています。首脳同士の交流は是非成功して欲しいと思います。
CRI記者:日韓のシャトル外交のような関係が中日で実現する可能性は?
道上公使:安部総理の訪中、温家宝総理の訪日、曹剛川国防相の訪日、福田首相の訪中と、実はこの2年間に4回ほどの行き来があって、今後の北海道のサミット、そして10月にもまた来られるかもしれない、その意味でシャトル外交はすでに実現しているといえるのではないでしょうか。
CRI記者:我々が行った胡主席訪日のアンケート調査で民間の交流を増やして欲しいという声があったが?
道上公使:青少年交流、草の根交流が大事だと思います。実はすでに数多くの交流があり、日本の地方と中国の地方、大学生同士の交流、小中高校生、お年寄り、そしてスポーツの交流。メディアにはあまり出てこないが、民間交流を行っている層は厚くなっています。
◆最後にその他雑談
CRI記者:公使がぜひ観戦したいと考える競技種目は?
道上公使:チケットがなかなか手に入りませんね(笑)。入手できればきっともっとたくさん交流できると思います。私は陸上をやっていたので、陸上ですかね。もちろん水泳、野球も期待しています。
CRI記者:開幕式で中国側は凄く人気のある歌手が出演しますが、日本側からは誰がくるのですか?
道上公使:大変人気のある方がきます、誰が来るのかはそのときまでのお楽しみということで。
CRI記者:個人的にはWINSがいいかな。
CRI記者・道上公使:どうもありがとうございました。(聞き手:CRI寥麗、朱コウ、黄恂恂)
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