上海税関は2007年10月から2008年3月までに計319件の知的財産権侵害事件を取り締まり、関連貨物は2600万点、関連金額は3700万元余りに上ることが明らかになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
昨年10月から海関(税関)総署は全国を対象として6カ月の「竜舟行動」と呼ばれる知的財産権保護専門行動を実施し、知的財産権侵害の取り締まりをさらに強化した。「輸出入のルートが多く、貨物種類が多く、貿易企業が多い」という上海港の特徴に対応して、上海税関は陸路・海路・空路運送及び郵便運送に対する全面的な取り締まりネットワークをより一層健全化し、貨物運輸から旅客の荷物検査、郵便といったルートによる権利侵害貨物の輸出入を厳しく防止し、上海税関を通る権利侵害貨物を効果的に抑制してきた。
上海税関が半年近くの間に取り締まった知的財産権侵害案件のうち、貨物輸送ルートによる案件は82件で押収した権利侵害の貨物は2400万点余り、案件関連金額は約3300万元に達している。郵便速達による案件は237件で押収した権利侵害の貨物は200万点近く、関連金額は400万元余りとなっている。
特に注目されるのが、半年近くの上海港の「竜舟行動」により国際的な有名ブランドが保護されただけでなく、国内ブランドに対する知的財産権保護も強化され、大きな効果を挙げた点だ。国内の独自ブランドの案件20件を取り締まり、194万点の貨物を押収、関連金額は679万元に上った。国内の有名企業の評判を保つと同時に、「メイドインチャイナ」ブランドのイメージも保護したことになる。(編集YH)「人民網日本語版」より
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