日本のジャーナリストや作家、映画人、画家、大学教授ら20人余りが10日午後、東京の参議院議員会館で緊急記者会見を開き、ドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」の上映に対する政治的干渉に抗議する声明を発表した。中国新聞社が伝えた。
声明によると、記者会見に集まった人々は、いかなる政党や宗教団体や企業組織のメンバーとしてではなく、ジャーナリストや映画人、作家、漫画家など「表現者」として、映画「靖国YASUKUNI」の上映が困難となっている現状を懸念している。衆議院の稲田朋美議員や参議院の有村治子議員らによる政治的圧力などによって、12日からの「靖国」上映を予定していた映画館は上映中止を決めた。日本憲法を守る責任を持つ国会議員が憲法の保障する言論と表現の自由に脅威を与えていることに、声明では強い抗議が示された。
映画「靖国YASUKUNI」は、日本に住む中国人の李纓監督が10年をかけて製作したドキュメンタリー。日本文化庁の芸術文化振興基金の援助を受けている。靖国神社に奉納する「靖国刀」を作る刀匠の話などを通じて、議論の的となっている靖国神社の歴史と現状、日本国民の靖国神社に対する複雑な心情を描き出した。(編集MA)
「人民網日本語版」より
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