『人民日報』海外版が18日に伝えたところによりますと、国家食糧局科学研究院の丁声俊研究員は「中国は世界の穀物価格を安定させる重要な要素だ」と述べました。
記者の取材に対し、丁声俊研究員は「このところ、中国が大量に穀物を輸入することによって世界の穀物価格が上がったという言い方があるが、これは、中国の穀物供給の現状に反する間違った見方だ」と指摘しました。
丁声俊研究員はこの中で、「現在、中国の穀物備蓄量はこの年の全国穀物総消費量の35%に相当しており、国連食糧農業機関・FAOによる17%ー18%の食糧安全ラインをはるかに超えている。また、中国の食糧自給率はずっと95%以上を保っている」と述べました。
また、丁声俊研究員は「中国は、毎年一部の食糧を輸入する。2007年1月から11月までの期間に、中国は915万トンの穀物を輸出する一方、145万トンの穀物を輸入した。これらの穀物を輸入する主な目的は、穀物の種類間の調節である。これは、世界各国や穀物の貿易では非常に正常なことだ」と語りました。
さらに、丁声俊研究員は「中国は世界の穀物価格を急激に上昇させる原因ではないどころか、重要な安定要素であることをわれわれは責任を持って世界に言うことが出来る」と強調しました。(翻訳:katsu)
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