商務部と国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は27日、「2008年対日本輸出食品の品質安全研修班」を共同で実施した。研修の重点ポイントは、輸出食品の品質・安全性を確保するにはどのようなシステムを構築したらよいかということだ。
商務部と質検総局は今年、対日輸出食品の主要生産エリアでこうした品質安全研修班を3期にわたり重点的に実施する予定。今回は第1期で山東省青島市で実施された。
また商務部は関連部門と共同で、米国や欧州連合(EU)といった重点食品輸出市場を視野に入れた一連の研修活動を行う予定。企業が輸出先市場の品質に対する要求に主体的に応じるよう促し、中国輸出食品の品質・安全性レベルを絶えず引き上げ、国際市場において中国産食品の質の高さへの信頼を醸成することが狙いだ。
今回の研修班では、専門家が全国各地の輸出製品構造や企業のニーズを踏まえて、企業や政府部門の関係者に中国輸出食品が安全性をめぐり直面する状況を説明し、安全管理面での新たな要求や輸出食品品質追跡システムの構築などについて講義する。また関連企業の代表が対日輸出食品の安全性に配慮した生産・管理の体験を紹介する。
ここ数年来、商務部と関連部門は輸出食品や農産品の品質・安全性に関する研修活動を大変重視している。2006年には商務部と質検総局が日本の「食品中の残留する農薬等の基準に係るポジティブリスト制度」(残留農薬等ポジティブリスト制度)に対応した一連の研修活動を7期にわたり実施し、大きな効果を上げている。(編集KS)「人民網日本語版」より
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