中日平和友好条約締結30周年を記念するため、日本を代表する画家である、日中友好協会の平山郁夫会長が18日、中国に「朝陽法隆寺 奈良」という作品を寄贈しました。
中国駐日本大使館で行われた寄贈式で、平山郁夫氏は「日本は中国から多くの文化を受け継いだ。奈良の法隆寺はまさに、中国との関係が深い日本で最も古い寺院である」と語りました。中国の崔天凱駐日本大使は平山郁夫氏に感謝し、平山氏が中日の文化交流に果たした役割を高く評価したうえで、「中日平和友好条約締結30周年、また北京オリンピックの開催年である今年、平山先生が作品を中国に寄贈されたことは歴史的な意義があり、両国の文化交流史上における新たな美談として伝えられていくに違いない」と語りました。
平山郁夫氏は百回以上中国を訪問しており、中国で数回展覧会を行っています。2002年度には中国文化部より「文化交流貢献賞」を受賞しています。(取材: 傅 穎)
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