OPEC・石油輸出国機構は5日、ウィーンの本部で定例総会を開き、現在の生産目標水準を据え置くことを決めました。
OPECのイブラヒム・フセイン報道官は、「アメリカの景気後退がOPECが生産量据え置きを決定した主な理由である。現在、世界原油市場の供給は十分あり、アメリカの景気後退が今年第二四半期の世界原油市場の需要減少を引き起こす可能性がある」と述べました。
OPECの議長も務めるアルジェリアのへリル エネルギー・鉱業相は、「原油高の原因は供給不足によるものではなく、アメリカ金融市場の混乱、ドル安および地域情勢の不確定などの原因によるもとだ」と述べた上で、「次の9月の会議が開催されるまで、OPECは市場の動きを引き続き注意深く見守り、必要な時には随時干渉を行う」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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