EU・欧州連合のピーター・マンデルソン通商担当は2月29日、今まで解決できないWTO・世界貿易機関のドーハラウンド交渉に配慮の気持ちを表しました。
これは、マンデルソン通商担当が発展途上国の貿易相会議で述べたものです。その際、マンデルソン通商担当は「ドーハラウンド交渉は大きな失敗のリスクに直面している。先進国と発展途上国はそれぞれ農業と非農産物の市場進出許可問題で大きな食い違いが存在しており、長年続けてきたドーハラウンド交渉は協議に達成できなかった。2月初め、WTOが新しい妥協案を出したが、EUの20カ国に反対された」と述べました。
マンデルソン通商担当は「最終的に交渉が失敗したら、世界の貿易交渉では初めてのことだ。それは、世界経済にとってよくないメッセージであり、貿易保護主義を助長する」と警告しました。(翻訳:katsu)
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