日本を訪問中の中国の唐家セン国務委員は21日、東京で、衆議院の河野洋平議長と参議院の江田五月議長、それに日本共産党、日本社民党の指導者らとぞれぞれ会談を行いました。
唐家セン国務委員は、河野洋平議長と江田五月議長が中日友好のために長年勤めてきたことを高く評価し、「中国は隣国と善を成し、隣国を友にするという外交政策を堅持しており、中日の友好関係を一貫して重視している」と述べました。
唐家セン国務委員はまた、「今年は中日平和友好条約締結30周年にあたり、オリンピックイヤーでもある。胡錦涛国家主席のまもなくの日本訪問、これから行われる中日青年友好交流年の関連活動など、両国の関係発展は重要なチャンスに直面している」とした上で、「中国は日本国会を含む日本の各界と共に努力して、中日両国の指導者が約束したことを着実に実現し、中日間の戦略的な互恵関係の新たな発展を推し進めていきたい」と述べました。
これに対して、河野洋平議長は、「日本国会は日中関係の改善と発展を喜んでおり、胡錦涛国家主席の訪日を熱烈に歓迎している。日中間の友好協力の促進に引き続き取り組み、北京オリンピックの成功を祈っている」と述べました。江田五月議長は、「現在、中国の発展は日本ないし世界にとって、チャンスである。日本は中国と友好を深め、歴史問題を正しく処理し、取り扱い、互恵協力を促していくべきである」と強調しました。(翻訳:KH)
|