東京の中国大使館で18日午後、こんな打ち解けた楽しい会話が、通訳抜きで交わされた。
「今わたしは、2010年の上海万博の親善大使を務めています。07年には日中文化・スポーツ交流年の親善大使、05年にはジャッキー・チェンと一緒に両国の交流活動の親善大使を務めました」
「わたしより大使の肩書きが多いですね」
「たくさん大使を務めると、たくさんおいしいものを食べられます。でもダイエットもしたいんです、顔が丸すぎて。ほっそりした顔になりたいんですが」
「試合ですぐ中国に行くんですよね」
「卓球は今年、大切な試合が2つあります。1つは2月24日に広州で行われる世界卓球選手権団体戦、もう1つは北京五輪です」
会話の主は、中国で「瓷娃娃(磁器のお人形)」と呼ばれる日本の卓球選手・福原愛さんと、中国の崔天凱駐日大使。福原選手がまだ見ぬ新大使を表敬訪問したいと希望したことから、今回の会見がすぐに実現した。
崔大使は福原選手に北京五輪のマスコット「福娃」と、「福」の文字が刻まれた箸をプレゼント。「これらの贈り物は、あなたの名前にちなんだものです。あなたに好運をもたらすことを希望します」と述べた。
福原選手は崔大使に「日中友好」と描いた色紙、サイン入りラケット、胸の部分に日中両国旗をプリントした特製のユニフォームにサインも入れてプレゼントした。率直な性格の「瓷娃娃」は崔大使に「ユニフォームは洗っちゃだめですよ。一度洗ったらサインが消えちゃいますから」と忠告した。(編集NA)
写真:中日両国旗をプリントしたユニフォームを崔大使に贈る福原選手
「人民網日本語版」より
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