「日本僑報」によりますと、「日本僑報」社と日中交流研究所の主催による「第三回日本人中国語作文コンクール」は厳しい審査を行った結果、1月30日36名に上る受賞者を決定発表しました。
この作文コンクールは去年4月からスタートし、締め切りの9月までに合わせて74本の作文が寄せられ、その内、学生の部は26本、社会の部は48本となり、応募者の65名は23の都道府県に住む日本人で、残りの9名は北京や上海、天津、重慶にいる日本人です。
学生の部で最優秀賞を獲得した東京外国語大学三年生の新保隆之君はその「『ハリネズミ』を『ネズミ』に変えた中国」と言う作文の中で、中国留学一年間に自分の目と足で中国を見、中国を歩いて感じた真実の中国を如実に書いています。新保君は、特に中国人が持つ親しい態度と溢れる人情味から世界各国から訪れた外国人が暖かさを感じ取り、こうした中国人の持つ人情味は北京オリンピックを成功させる大きな働きとなるだろうと言っています。
表彰式は3月28日に東京で行われ、『北京オリンピックと中国によせて?第三回日本人の中国語作文コンクール受賞作品集』(日中対訳版)は日本僑報社から3月下旬に刊行される予定となっています。日中交流研究所・段躍中所長は「『作文』は文章を通じて人をつなぐもの。作品集が日本の中国語学習者からの提言として、市井の人々のまなざしを反映し、日中相互理解の一端を担うことを心より願っております」と述べています。
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