衛生部の毛群安報道官は18日、今年中央財政は、3億3600万元を拠出し農村部のトイレ改造と水質監視測定に充て、農村部の飲用水や環境衛生の状況をよりいっそう改善していくことを発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国は06年8月から07年11月にかけて初めて農村部の飲用水と環境衛生に対する大規模な現状調査を実施。その結果、全体的に大幅な改善は見られたものの、多くの農民の健康状況改善や生活環境の向上までにはまだ一定の差があることが明らかになった。
06年に公布された農村部の飲用水に関する水質評価基準に基づいた調査で、基本的な衛生安全基準に達していない飲用水が44.36%に上り、そのうち地表水の40.44%、地下水の45.94%が基準値を超えてることがわかった。農村部では地下水を飲用する人口は全体の74.87%を占める。
毛群安報道官は「農村部の飲用水は主に微生物の指数が基準値を超えており、飲用水の消毒が徹底されていないことと密接な関係がある」と話す。
衛生部は今後重点的に農村部の水質改善、トイレ改造、ゴミ減量、汚水排水削減などを展開し、村の衛生体制を確立し、環境衛生の総合的な整備を進めていくよう要求している。同時に技術面での研究開発を進め、農村部での飲用水の水質改善を重点とした環境健康危害監視測定システムを構築していく。(編集KA)
「人民網日本語版」より
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