中国国営の新華社通信は22日、文章を発表し、「ここ2年で、中国は2006年から2010年までの5年間の省エネと排出削減の目標を実現するために、一連の対策と措置を講じた」と述べています。
これらの対策は、エネルギー消費が多く、排出の多い業界の成長を抑え、立ち遅れた生産施設の廃棄に力を入れること、省エネ排出削減の目標責任制と循環経済の評価システムを確立することなどです。また中国は、このほど、補助金を出して省エネ型照明器具を普及させ、スーパーなどで利用されるビニール袋をなくすと発表しました。
文章では、「去年の第1四半期から第3四半期までの間に、単位GDPあたりのエネルギー消費量は去年の同じ時期より凡そ3%減少した。また、二酸化硫黄と化学的酸素要求量(COD)もそれぞれ、1.81%と0.28%減少した」と述べています。
中国政府の計画によれば、2006年から2010年までに、単位GDPあたりのエネルギー消費量を凡そ20%、主要汚染物の排出量を10%減らすということです。文章は、「中国は省エネと排出削減に力を入れ、成果を収めていく」と述べています。(翻訳:玉華)
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