アメリカのブッシュ大統領は19日、アメリカ経済の景気後退を回避するため、18日に発表した緊急経済対策案をできるだけ早く採択するよう国会に求めました。
ブッシュ大統領はこの日行われた恒例のラジオ演説で、「経済成長を刺激するこの新しい対策案を採択することが、当面もっとも重要なことだ。この対策案は臨時的なもので、アメリカ経済の景気後退を防ぐため、できるだけ早く採択しなければならない」と述べました。
ブッシュ大統領はまた、数年前から実施され、ここ二三年のうちには期限切れとなる一連の減税措置の永久化を国会に呼びかけ、「そうしないと、増税がアメリカ経済と就業に危機をもたらすだろう」と述べました。
ブッシュ大統領は18日、個人、企業向け減税を柱にした緊急経済対策の概要を発表しました。財政出動の規模は国内総生産(GDP)の1%程度の総額1400億~1500億ドルです。現在、国会はこの案について討議しているところです。(翻訳:ooeiei)
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