アメリカのシュワブ貿易代表は17日、「ブッシュ政権は、国会が提出した中国制裁案に反対する。アメリカは実務を重視した態度で中国との貿易紛争を処理する」と述べました。
シュワブ氏はこの日、アメリカ商工会議所で講演を行った際、「中国との問題に対応する場合、ブッシュ政権は課題に対応すると同時に、チャンスをいかすという戦略を取っている。この戦略は著しい成果を収めており、米中両国の共通した利益に合致している」と述べました。
シュワブ氏はまた、「アメリカは実務を重視した態度で、できるかぎり対話を通じて中国との貿易紛争を処理していく」ことを強調しました。
国会による一連の中国制裁案について、シュワブ氏は、「アメリカ政府はこれらの制裁案によって生じる結果に強い関心を寄せている」とした上で、「国会が効き目の速い制裁案によって複雑な国際経済の問題を解決しようという試みは適切ではない」との考えを示しました。(翻訳:KH)
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