イランの核問題交渉責任者である最高安全保障委員会のジャリリ事務局長と欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表は11月30日、ロンドンで5時間にわたって会談しました。
会談後の記者会見でジャリリ事務局長は、「ウラン濃縮活動の停止という要求は受け入れられない」と述べた上で、「国連安保理がイランに対する追加制裁を決めたとしても、イランの核開発は停止することはない」と語りました。
ソラナ氏は今回の会談について、「期待していたが、結果に失望した」と述べました。
なお、イランのモッタキ外相は30日、国連安保理に対して核問題への干渉の停止を求めた上で、「国際原子力機関によって、いかなる圧力や政治的な影響も受けず、一部の国の政治偏見に左右されることもない環境の中で問題を処理してほしい」と語りました。(翻訳:鵬)
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