国連食糧農業機関(FAO)が15日に発表した年次報告書は、農民が環境問題の対応に参加するよう奨励制度を導入するよう提案しました。
それによりますと、現在、世界では20億人の人が各種様々な農業活動に直接、依存しており、人類は農業活動から大きな利益を得ています。しかし、それと同時に、温室効果ガスの排出や、水資源の枯渇と汚染、土地の退化及び生物多様性の喪失など、農業活動は生態環境に一連のマイナスの影響も及ぼしています。
報告書はこのため、「農業にはこうした傾向を食い止める潜在力もあるので、その役割を発揮させるためには、生態保護面で農民によりよいサービスを提供してもらえるよう、奨励制度を整える必要がある。こうした制度はまた同時に、貧困削減にもつながる」と指摘しています。(翻訳:Yan)
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