フランスの環境とエネルギーの管理部門が7日発表した報告書によりますと、1990年以降、全世界特に中国などの発展途上国のエネルギー利用の効率が明らかに高まりました。このことは各国が環境保護のために制定したエネルギー政策と関係があるということです。
また、報告書は「1990年から、世界のエネルギー利用の効率は年平均で1.6%増えている。このうち、1990年から2000年までの間に中国は年平均で7.5%増えている。このことから、中国が世界のエネルギー利用の効率向上に大きく寄与したといえる。このほか、アメリカなどエネルギー消費量の多い国の利用効率も大幅に高まった」と指摘しています。
さらに報告書では「ヨーロッパは世界でエネルギーの利用効率の最も高い地域だ。ヨーロッパ諸国のGDP単位あたりのエネルギー消費量はアメリカより30%も低い」ことを明らかにしました。
報告書によりますと、全世界のエネルギー利用効率の持続的な向上がないと、世界のエネルギー消費量は現在の消費量より40%も高くなるということです。(11/08 翻訳:Yin)
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