中国の曾培炎副首相は、1日、北京で、「中国の省エネや排出物削減の現状は依然として厳しく、一層の取り組みが必要だ」と述べました。
これは、曾倍炎副首相が、この日行われた「全国民が省エネや排出物削減に取り組もう」という運動のスタート式で述べたものです。省エネや排出物削減の対応について、曾倍炎副首相は、「中国は関連政策や措置を整備し、省エネや排出物削減に有利なシステムを構築すること。各級政府がリーダー的役を発揮して、節約型機関作りに力を入れること。民衆を動員して、家庭単位で自覚的に取り組むことなどが必要である」と述べました。
中国政府が立てた目標によりますと、2010年には、GDP単位当たりのエネルギー消費を2005年より20%削減し、そのうち、主な汚染物の総排出量は10%削減することにしています。このため、中国政府は、一連の行政、経済、財政などの手段を通じて、省エネや排出物削減を推し進めていますが、去年は、年の初めに立てた目標を達成することはできませんでした。(翻訳 朱丹陽)
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