労働・社会保障部は、今年前半に都市部で629万人の新規雇用が創出されて年間目標の70%を達成、求人倍率は02年の0.8前後から0.98に上昇したと発表した。同部の田成平部長は「積極的な雇用政策を実施して以来の最高水準」と指摘。年初目標を300万人上回る1200万人の雇用創出を掲げ、「これは厳しい就業状況がわれわれに突きつけた要求だ。できるだけ多くの雇用を創出する。状況を真剣に分析した結果でもあり、努力によって実現できるものと考える」と述べた。
過去には中国は労働力不足に向かっており、09年が過剰から不足への転換点になるとの研究報告もあったが、同部情報センターのタク燕立副主任は「農村にはなお大量の余剰労働力があり、都市部の新規労働力と大量の失業者も就業先を必要としている。中国では毎年1200万人分の就業先が不足しており、労働力の供給過剰は依然として主要問題だ」と指摘する。
専門家は今後15年間の労働力の需給関係について「就業圧力は予想より大幅に大きく、労働力の供給も予想より大幅に多く、就業状況は依然厳しい」と予測する。(編集NA)
「人民網日本語版」より
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