中国の楊潔チ外相は9日、キルギスの首都ビシュケクで開かれた上海協力機構外相理事会会議で、機構の発展を推進することに関する中国側の主張を述べ、関係各国から注目を集めました。
楊潔チ外相はその中で、「上海協力機構の発展を推進するため、中国側は次のような活動を提案したい。第一に、テロ取締り条約の制定を急ぎ、加盟国間の共同的なテロ取締り能力を高めると同時に、一日も早く麻薬取締りに関する協力メカニズムを確立すること。第二に、経済協力を強め、共同繁栄を図ること。第三に、文化面での協力を促進し、交流と対話を強めること。第四に、オブザーバー国との実質的な協力を実施し、上海協力機構とアフガニスタンとの連絡チームの役割を発揮させ、関係地域や国際組織との話し合いを積極的に行うこと。そして、第五に、機構事務局と地域テロ取締り機関という二つの常設機関の役割を強め、より大きな役割を発揮させるために取り組んでいくことだ」と指摘しました。(翻訳:周莉)
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