日本政府が主催した「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の第3回会合が29日首相官邸で開かれました。

　会合では、「アメリカを狙った弾道ミサイルを日本のミサイル防衛（MD）システムで迎撃すべきだ」ということで意見が一致しました。

　日本の安部晋三首相は会議の席上、「同盟国のアメリカに弾道ミサイルが落ちれば甚大な被害が出る。そうなれば日本の防衛に深刻な影響が及ぶ」とした上で、日米同盟を重視する観点から検討するよう参会者に求めました。

　懇談会のメンバーである東京大学の北岡伸一教授は会合の後、記者のインタビューに答え、「参会者らは、アメリカを狙った弾道ミサイルを日本のミサイル防衛（MD）システムで迎撃することについては異議がなかった」と語りました。

（翻訳：洋）