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第4回中米戦略対話 20日ワシントンで
   2007-06-21 16:18:49    cri

 中国の戴秉国外務次官とアメリカのネグロポンテ国務次官は20日、ワシントンで両国間の第4回戦略対話を行いました。

 今回は台湾問題、北東アジアとエネルギーの安全保障、朝鮮とイランの核問題、パレスチナ問題、ダルフール問題などが議題となっています。

 台湾問題でアメリカ国務省のマコーマック報道官は19日、声明を発表し、「国連への正式加盟と台湾海峡の現状を改める一方的な計画は支持しない。また、『台湾』という名称で国連加盟を申請する是非を問う住民投票の実施も支持しない」と述べました。

 マコーマック報道官は「台湾という名称での国連正式加盟申請の是非を問う住民投票は、国際社会に対して台湾指導者が示してきた約束に反する。一つの中国の政策に従い、アメリカは国連など主権国家からなる国際機関への台湾の加盟を支持しない」と述べました。

 国際問題アナリストは「アメリカは中国が関心を寄せている台湾問題で立場を表明し、国連加盟申請の是非を問う住民投票を放棄させるよう台湾に圧力を加える一方、一つの中国の政策を変えることはないと、中国の中核的国家の利益への尊重を示した」と見ています。

 北東アジアの安全保障問題でアメリカのヒル国務次官補は20日、マカオの銀行で凍結されてきた朝鮮資金の送金問題のすべてが解決されたことを確認しました。

 朝鮮外務省は先月「凍結資金の送金問題が解決された場合、前回の6カ国協議で合意した初期段階の措置を履行し、核施設の稼動を停止し、国際原子力機関の査察官を招き、また、アメリカと次の段階の行動をめぐって協議する」と明らかにしました。

 凍結朝鮮資金の送金問題が解決したことを受け、今回の中国・アメリカ戦略対話で6カ国協議の枠内で朝鮮半島の非核化をいかに推進し、この協議により北東アジアの安全保障体制をいかに構築していくかについて討議されました。

 原油高騰を受け、エネルギーの安全保障を図り、双方は、温室効果ガス排出の削減、エネルギー効率の向上化、クリーン燃料と再生可能燃料の開発における協力に大きな潜在力があると見る点で一致しています。

 今回の戦略対話で双方はイランの核問題、パレスチナ情勢、ダルフール問題などについても意見を交換しました。

 ネグロポンテ国務次官は先月議会で「中国経済の高度成長は大きな出来事である。中国は経済力の高まりに伴い、アジア太平洋地域および他の地域における政治外交の影響力も拡大しつつある。アメリカはこれを理解し、受け入れる」と述べました。

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