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中米第二回戦略経済対話 始まる
   2007-05-23 13:52:12    cri

 二日間にわたって開かれる第二回中米戦略経済対話が22日、アメリカの首都ワシントンで開かれました。中国の呉儀副首相とアメリカのポールソン財務相が両国元首の特別代表として出席しました。呉儀副首相はその中で、中米双方が協力と話し合いを通じて貿易面の意見の食い違いを解決するよう呼びかけました。

 この日行われた開幕式では、呉儀副首相が中米貿易の歴史を振り返り、「両国が国交を樹立したとき、双方の貿易額はほぼゼロだった。しかし、2006年には、両国間の貿易額は2626億ドルに達し、互いに相手国にとって二番目の貿易パートナーとなった。これと同時に、政治や軍事、文化、科学技術、観光など各分野における両国の交流も、拡大している」と述べました。 

 呉儀副首相はまた、「中米間の貿易関係の発展において、取り除くべき障害と解決すべき問題も存在している。双方は話し合いと協議を通じて、これらの問題を解決し、貿易問題を政治化することを避けなければならない」と指摘しました。呉儀副首相は、「現在、中米貿易は規模が大きく、各方面の利益に深く関わっている。このような複雑な関係において、丹念かつ積極的に物事を進め、互いの利益を最大限に増やし、冷静そして適切に矛盾を解決すべきだ」と語りました。 

  アメリカ側が関心を持つ貿易のアンバランス問題に対して、呉儀副首相は、「このアンバランスな情況は、両国が異なる経済発展段階にあることによるものだ」と分析しています。呉儀副首相は、その中で、「中米両国はそれぞれ異なる経済発展段階にあり、世界的な生産の仕組みの両端に位置していて、経済構造は高い相互補完性を示している。そのため、一部の矛盾と摩擦が発生しているのは、主に双方の経済構造の調整において、処理方法が異なることによる」と指摘しました。

  呉儀副首相はさらに、「双方はまず国内に目を向け、問題解決の方法と道のりを探るべきだ。これに基づいて、相互協力を通じて、効果的な解決法を見出す。相手側を非難し、圧力をかけたり対抗したりすることで、自らの意思を強引に相手に押し付けることは許されない。経済のグローバル化が進む中、そのような行動は問題の解決にマイナスであり、問題を一層複雑化させるだけだ」とした上で、「中国側はアメリカ側と共同で、両国貿易のアンバランス問題を解決したい」との姿勢を示しました。

 第二回中米戦略経済対話は23日まで二日間にわたって開かれることになっています。中米双方はサービス業や投資の透明度、エネルギーと環境、バランスのとれた経済成長などの議題をめぐって討議します。

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