G8・主要先進国と中国やインドなど五つの発展途上国の首脳会合に出席した中国の胡錦涛国家主席は7日ドイツの首都ベルリンで、インドのシン首相、ナイジェリアのヤラドゥア大統領、南アフリカのムベキ大統領、メキシコのカルデロン大統領及びセネガルのワッド大統領とそれぞれ会談を行いました。
胡錦涛国家主席はインドのシン首相との会談で、「中国とインドの関係発展は、この地域ひいては世界にとって、深くて重要な影響がある。歴史的に残された国境問題のいち早い解決は、両国にとっては共通の戦略的目標である」と述べました。
ナイジェリアのヤラドゥア大統領と会談した際、胡錦涛主席は、「発展途上国の正当な利益を守るため、中国はナイジェリアと共に、地域のホットスポット、反テロ、人権などの重要な国際的な問題の解決における協力を強化していきたい」との姿勢を示しました。
また、胡錦涛主席は南アフリカのムベキ大統領と会談し、「中国は、南アフリカが関心を寄せる貿易問題を重視しており、既に南アフリカからの輸入を増やし、中国企業の南アフリカ進出を奨励するための関連措置を実施している」と語りました。
さらに、メキシコのカルデロン大統領との会談で、胡錦涛主席は、「中国は、戦略的な見地から、メキシコとの関係を処理してきた。中国はメキシコと共に、双方の各分野における協力の全面的、かつ健全な発展を促し、両国の戦略的パートナーシップを深めていきたい」と述べました。
胡錦涛国家主席は、このほか、セネガルのワッド大統領と会談し、「中国はセネガルとの対話、連携と協力を強め、両国国民に実益をもたらすため、中国アフリカファーラム北京サミットの成果の全面的な実施を促していきたい」と語りました。
更に、胡錦涛主席はベルリンで、今回のG8との会合に参加した中国、インドなど五つの発展途上国の首脳と会議を行いましが、これら5カ国の首脳は、気候の変動、ドーハ・ラウンドなどの問題について意見を交わし、多く点で共通の認識に達しています。(翻訳:洋)
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